年齢 |
性別 |
相談日 |
50代
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女性
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2025年6月19日
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質問1
数年前に耳鼻咽喉科に体調不良で診察をしてもらったら口奥の両側。扁桃腺当りにスイカの種くらいより少し大きい物ができていました。扁桃腺が腫れていると言われたのですが、その後もたまに口を大きく開けるとサイズ変わらずグレー色したのがあります。大きさはそんなに変わっていないですが、受診した方がいいでしょうか?
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
のどの両側にある扁桃腺(口蓋扁桃)の表面に膿栓が生じることがありますが、膿栓であれば白色や黄白色なので少し違うようです。数年間も症状が続いているということから、腫瘍が生じている可能性があるため一度診察を受けられることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
60代
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女性
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2025年6月9日
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質問1
味覚障害で悩んでおります。いつ頃からかは、定かではありませんが、1年近くになります。耳鼻科では、軽度の副鼻腔炎と診断され、投薬治療をしましたが、改善されません。内科でも見てもらい、逆流性食道炎かも?という事で治療中です。あと、自覚症状として、のどちんこが喉の奥にはりついて、違和感があり、不快です。
何も食べていなくても、口の中が塩辛い感じで、不快です。加齢に伴う味覚障害もあると言われ、途方に暮れています。このままずっと口腔内の不調が続くと思うと、とてもつらいです。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
何も食べていないのに口の中に味を感じる状態を「自発性異常味覚」と言い、味覚を脳に伝える神経の異常(誤作動)が原因であると考えられています。また、うつ病の一症状としてこのような異常が現れることがあります。口蓋垂(のどちんこ)が張り付く感じは、咽喉頭異常感症が疑われます。
他にもドライマウス、亜鉛欠乏症、口腔カンジダ症、末梢性や中枢性の運動神経麻痺といった可能性も挙げられますが、既に耳鼻咽喉科や内科で確認されていることでしょう。
塩辛いという感覚は漢方の五行理論では「心」の問題とされます。この場合の「心」とは「こころ」ではなく心臓の「心(しん)」を指しますが、本物の心臓ではなく漢方(中医学)でイメージした「心」の概念や機能を意味します。「心」の異常に対しては黄連解毒湯、帰脾湯、甘麦大棗湯などの漢方薬の内服により症状の改善が期待できます。
年齢 |
性別 |
相談日 |
10代
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女性
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2025年5月31日
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質問1
今週木曜日頃から喉の手前辺りに口内炎のようなものが出来ており、まだ治っていません
痛いや痒いなどは無いのですが、やはり食べ物を食べる時などに気になってしまいます。今日気になりすぎて手を洗ったのち触ってしまい口内炎のようなものを潰してしまったような気がします。まだ高校生だということもあり危ない病気ではないか、などがとても心配です。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
診察していないので断定はできませんが、口蓋腺に由来した粘液嚢胞の可能性があります。口の中には唾液が分泌される場所が何か所もありますが、喉の前方の軟口蓋の粘膜下にも口蓋腺という唾液腺が多数存在します。ここから唾液が出て軟口蓋の潤いが保たれているのですが、何らかの理由により口蓋腺が傷つくと唾液が粘膜下に溜まり、粘膜が半球状に膨らんで粘液嚢胞が生じます。
粘液嚢胞に痛みや痒みは伴いませんが、刺激を加えると表面が破れて内部の唾液が流出し、しぼんでしまうことがあります。放置して治ってしまうこともありますが、傷ついた口蓋腺から再び唾液が流れ出し、再び粘液嚢胞が生じることもあります。再発を繰り返す場合は摘出術が必要となります。
年齢 |
性別 |
相談日 |
50代
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女性
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2025年5月31日
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質問1
上顎洞に歯根が突出していた左上の奥から2番目の歯を根管治療していましたが(自由診療もしましたが)、膿が上顎洞のほうに流れてきて、 あまりにも苦しいため、大学病院で抜歯をして、縫い合わせてもらいましたが、その後も症状は改善せず、歯茎をペンチで持ち上げられたような痛み、チクチク痛く、頬の痛み、歯茎の腫れ、膿が止まらず上顎洞が詰まって、とても苦しい思いをしております。小さな瘻孔があるのではないのかな(小さなつぶつぶの黄色い膿が出るので)と思っていますが、CTなどで問題ないと言われてしまいます。
でも明らかに膿や痛みなど症状が出ているので、もし瘻孔が確認された場合、瘻孔閉鎖術など、何かしら方法がないか、藁をもつかむ思いでご相談させていただきました。その歯根はヒビが入っていて(歯茎にしみた感触もあった)、抜歯の時もボロボロになってしまったので、歯根の先端がしっかりと取り除いていただけていたかどうか(抜歯後もあまりにも痛いので)心配しています。一方、抗菌薬の内服が一時的に効くので、抜歯後の消毒がなかったので(出血がひどくて)、歯根の先に菌がいるままになっていないか等 心配しております。
このような症状に対し、どのような治療が可能かどうかご教授くだされば幸いでございます。本当に苦しんでいるので、何とかできればと切に願っております。恐れ入りますが、ご返信をお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
左上の奥から2番目の歯について、根管治療に至った理由の記載がないため回答が困難ですが、この歯を根幹治療する前から痛みや腫れなどの炎症症状があった場合は、歯性上顎洞炎が生じたため原因歯を治療されたのでしょう。治療しても改善しない場合は、原因歯を抜歯することにより歯性上顎洞炎が治癒するケースは多く見られます。
原因歯を抜歯しても上顎洞の感染が持続する場合は、耳鼻咽喉科で内視鏡下鼻副鼻腔手術を受ける必要があります。大学病院の口腔外科から耳鼻咽喉科に紹介してもらうことをお勧めします。
口腔上顎洞瘻孔閉鎖術を希望されていますが、抜歯した部分が閉鎖せず上顎洞と通じた状態が続く口腔上顎洞瘻孔が生じていたとしても、それが痛みの原因とはなりません。従って、口腔上顎洞瘻孔閉鎖術を受けられ口腔上顎洞瘻孔が塞がっても、痛みは改善しないと予想されます。
留意していただきたい点として、左上の奥から2番目の歯はこの部分の痛みとは元々関係がなかった可能性があります。筋・筋膜性疼痛や神経障害性疼痛、顔面片頭痛、うつ病の身体症状による痛みが疑われるため、一度詳しい検査を受けられることをお勧めします。
年齢 |
性別 |
相談日 |
代
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女性
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2025年5月29日
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質問1
5年間とても酷い舌痛症に悩まされています。仕事もできず生活にも支障があります。今は抗不安薬を少し寝る前に飲むだけです。あちこちの病院に行きましたが、架空の痛みだから、抗うつ薬が使えないならどうしようもないと言われたりもしました(抗うつ薬でセロトニン症候群になったためです)。タリージェ使ってた時もありましたが、不妊治療を開始してから辞めました。
舌痛症は架空の痛みだと教えられてきたのですが、ひぐち歯科さんのホームページには
神経の痛みと書かれていましたが、これか架空の痛みとは別物でしょうか。私はあまりにひどくて、発症から半年で舌が攣縮するようになり、常に舌が緊張していて、特に痛い右は味覚も少し弱かなった気がしています。舌がもつれて話しにくさもあり、このまま一生治らないのかと、それなら死んでしまいたいと思うくらい毎日が辛いです。私が使える薬はあるのか?架空の痛みでは無いのか?など教えていただけますと嬉しいです。
下の歯が2本いろいろあって無くなってしまい1年間その状態を放置していたら舌痛症になりました。その歯がない所から痛みがはじまったので、入れ歯使ったりもしましたが、そもそも痛くてはめていられません。すごく口の中の事は悩んでいます。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
舌痛症は舌神経が脳に痛みの信号を伝え続けている神経の問題で生じるものと、何らかの理由により舌粘膜が傷ついて痛むものとに大別できます。神経の問題による舌痛症は、痛覚変調性疼痛という種類の痛みが生じていると考えられ、治療法は薬物療法(抗うつ薬やタリージェ、リリカ、クロナゼパム、麻薬系鎮痛薬、抗不安薬、漢方薬など)、認知行動療法、運動療などが効果的です。
舌粘膜が傷つく理由はさまざまです。食いしばりや歯ぎしり、低位舌、歯磨き粉に含まれている界面活性剤による損傷、亜鉛不足、鉄不足、ビタミン不足、口腔カンジダ症などが挙げられます。下顎前歯が欠損して舌痛が生じたという点からは低位舌が疑われ、筋機能訓練や保護床の使用により症状の緩和が期待できるでしょう。
年齢 |
性別 |
相談日 |
50代
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女性
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2025年5月26日
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質問1
16年前に右下6番の生え際が強く痛み出し、原因がわからないまま神経を抜きましたが治らず、顎がねじれて噛んでいると歯を全体的に削られました。5日後に左上1に激痛が始まり夜も起きてしまうし、噛みしめも自覚するようになりました。当時、大学病院では左上1の歯根膜に多少腫れが見られる気がするので抜歯しかないとのことでした。
抜歯しても治る気がせず、そのまま過ごしていたら全部の歯が痛くて物が食べられなくなりました。その時は昔から見た目は褒められるほどの歯並びでしたので、どこに行っても歯をろくに見てくれず、ちょっとみてもそろっているし原因不明、心の問題と言われました。1年耐えた結果、左1激痛にもどり心療内科で15年セルトラリンとロラメットを飲んでますがききません。
生まれつきか治療歯が多いせいか、元々左の歯3、4あたり高い気がして左右差は感じていた上、顔も歪んでいるので右が低い顎のずれがあったと思います。しかし噛みしめや今回の様な歯通は自覚してませんでした。
自分のいつもの位置でない所で削られたのか自分の位置で噛むと早期接触や咬合性外傷になったのではないかと思います。削られてから左1が数カ月で出っ歯になり、今はどこが一番にあたるか見える開口になり、口を閉じると左5のみが当たって左上1が痛くなります。横から押し出されるようにも感じます。揺れも自覚しています。
その位置でスプリントを作ったら痛みが半減したので8年やりすごしましたが、古くなったのか左舌に口内炎が出始め右下6の痛み、左上1の激痛となりスプリントを作りなおしました。新しいスプリントは右前にグイっと行くようになり(噛みこむと収まる位置ですが右に顎がずれる)右顔、首、頭がずれたようになり痛くなります。今までになかった舌の炎症、ただれて焼ける様に痛い、日中は顎が自然と左へ曲がり、左ほほを噛んでしまいとても痛く、左へどんどんいって左上7まで痛くてだんだんその歯も外側を向いてきました。
一噛み見ただけで、全部矯正という先生や変にいじらない方がいいという先生がいてやはり詳しくは見てもらえません。ペイン歯科の進めでセルトラリンからサインバルタに変更。まだ効き目はでず、痛くてどうにかなりそうです。他の歯がどんどん凸凹になってきており、ダメージも気になります。
現在はやっと診察までこぎつけた大学病院の総合歯科で歯のレントゲンに異常なし、顎関節症外来でも顎のレントゲンに異常なし、食いしばりはありそうとのこと。細かい検査は出来ないといわれています。どうしたら大学病院で、細かい検査をしてくれるように持っていけるのでしょうか?それで原因がなければ不安も減るし、痛みがでても耐えるだけでパニックにならずに済むのですがどうしても検査にもちこめません。かみ合わせの検査やレントゲン以外の歯の検査をしたいです。舌の検査もしたいです。激痛にたえ数カ月に1度、進展のない診察をしています。機械が進歩しても16年たっても解決しないです。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
複数にわたる歯、舌、顎、顔面、首に痛みがあるようですが、既に大学病院などでさまざまな検査を受けられたと推察します。歯の痛みに関しては、視診によるう蝕や歯牙破折の有無、充填物、補綴物の適合度、歯周ポケットの深さ、歯肉出血、咬合時痛や打診痛、根尖部の圧痛の有無、電気歯髄診、冷温診、温熱診、口内法エックス線、CTといった検査は既に受けられているでしょうが、万一行っていない検査がある場合は調べる必要があります。特に触覚刺激による感覚の異常の有無、痛覚刺激による痛覚の異常の有無について調べてみることをお勧めします。
舌の痛みに関しては、触覚刺激による感覚の異常の有無、痛覚刺激による痛覚の異常の有無の他、カンジダ菌、唾液分泌量、口腔粘膜湿潤度、血液(鉄、銅、亜鉛、血糖、ビタミンB12、葉酸、肝機能、貧血の有無)の検査を行うことをお勧めします。
顎については顎関節の動きや圧痛の有無、雑音の有無、口腔周囲の筋肉の圧痛、顎関節のMRI、これらの中でまだ実施されていない検査がある場合は行う必要があります。
年齢 |
性別 |
相談日 |
代
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女性
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2025年5月22日
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質問1
はじめまして。箇条書きでまとめましたので、お忙しいところ大変恐れ入りますが、ご助言よろしくお願いいたします。
・左側のオトガイ部(あご先)に慢性的な引き攣り感があり、数年来、顔面に左右差や違和感を抱えています
・表情や会話時にも顔の筋肉が不自然に動いてしまい、特に左頬の筋肉がだるく疲れやすい状態が続いています
・噛み合わせの不調や歯並びの偏りもあり、筋肉の過緊張との関係があるのではないかと感じています
・顎関節症と診断されたことがありますが、治療の対象外とされ、マウスピースや大学病院での診察も試みましたが、改善には至っていません
・2020年に医療センターで3回、現在も脳外科で経過を見ながらボトックス治療を継続中です(多少の改善はあるものの、違和感は継続)
左側の下顎と歯茎にある筋?が発達していてここの違和感が強いです。長々と申し訳ございません。お話しだけでも聞いていただける医療機関、症状緩和につながる所を探しております。専門の方のご意見よろしくお願いいたします。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
ジストニアやジスキネジアといった神経の問題により、筋肉に異常が生じたようですね。既に大学病院や脳外科で診察や検査を受けられたと推察しますが、それでも症状が持続しているということは難治性なのでしょう。
全体的な改善は難しそうですが、筋肉の凝りについては対応できる可能性があります。歯ぎしりや食いしばり、上下歯列接触癖(TCH)がある場合は、スプリント療法、行動変容法、消炎鎮痛薬や筋弛緩薬、漢方薬による薬物療法、コロコロガム法、ストレッチ、マッサージ、有酸素運動、マインドフルネス、針治療、トリガーポイント注射など、改善が期待できる方法がたくさんあります。
また、違和感に対しては抗うつ薬や抗けいれん薬、抗精神病薬、漢方薬などの薬物療法の他、認知行動療法も効果を発揮するかもしれません。
年齢 |
性別 |
相談日 |
50代
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女性
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2025年3月25日
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質問1
今年1月に左上6番(失活歯)のメタルインレーをセラミックに変えてほしいと担当医にお願いしたところ、歯を根本まで削った上でジルコニアのオクルーザルベニアをかぶせられました。失活歯なのでクラウンに近い形態のほうが良いという医師の独断でした。
小さいインレーが入っていただけのほぼ完全な歯を根本まで削られたことに大変ショックを受けた上、ジルコニアに大変な不適合がありました。(セカンドオピニオンで確認済)
① かみ合わせが低く対合歯に当たっていない(故に5番がひどく痛む)
② 接着面がずれておりフロスが切れる
③ 研磨が命のジルコニアなのに咬合面がザラザラ
④ 5番側コンタクトがガバガバ
⑤ 舌側に大きく膨らんだ形態になっており(担当医曰く、強度の為)舌があたる
⑥ 失活歯にジルコニアを乗せるのは、歯根破折の恐れがあり危険
以上のことから酷い咬合違和感、隣接歯や近辺歯茎の痛み、舌や顎の不随意運動も生じ、鬱・不眠・不安感など精神症状を発症し日常生活もままならなくなりました。それまでは全くの健康体です。
痛みのため複数回再診したせいか担当医はイライラしており、「かみ合わせは正しいし研磨もしている。そこまで言うなら交換する」と投げやりです。
その状況でお願いするのは怖いためセカオピの医院で交換することも考えましたが、精神的に非常に不安定な状況であり、セカオピの歯科医院で正しくやり直していただける保証もありません。また、いわゆる歯科心身症の場合、この状況でやりなおすとどこまでやってもしっくりこず精神状態が悪化するということもあるようです。
歯科的に正しいのであれば精神面の治療ということになるのでしょうが、治療内容がおかしいのは明らかです。しかしやり直しても正しいものをセットしていただける保証はない、でもやり直さなければ生きていけない。かと言って何度もやり直すだけの歯は残っていません。
この場合、どのような受診のしかたをするべきでしょうか。また、ふさわしい医療機関が関西にありますでしょうか。ご教示いただけましたら幸いです。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
装着したジルコニアアンレーに不具合が生じたようですね。作り直す必要がありそうですが、作り直しても元の状態に戻るとは限りません。現状、心身の両面にさまざまな問題が発生している点を考え併せると、慎重な姿勢で治療を進めていく必要があるでしょう。
提案として、ジルコニアアンレーを外してレジン(樹脂)製の仮のアンレーを入れ、しばらくは歯以外の不調を改善することに専心されてはいかがでしょうか。そして問題が軽減してから、最終的なアンレーを作成して装着されることをお勧めします。
歯本体、精神面、歯以外の身体面、そのすべてを任せることができる歯科を探して受診されるのが理想ですが、簡単なことではありません。歯科と心療内科など、組み合わせた治療を受けられる医療機関を受診されるとよいでしょう。
年齢 |
性別 |
相談日 |
40代
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女性
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2025年3月29日
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質問1
昨年12月に開咬と下顎後退のため顎変形症手術(上下)を受けたのですが、顎関節症の悪化や左の下唇辺りの麻痺、口を開けると上の歯が見えず下の歯や歯茎が見えるなど、多くの後遺症が出てしまいました。
特に舌の付け根が喉を少し塞ぐようになってしまい、以前より息苦しくなったことが辛いです。(口を開けた時に舌で喉の奥が見えなくなりました。)顎全体が上に3ミリ移動したことと顎の角度が通常よりも急なために、舌を押し上げてしまっていることが原因のように思います。
通院している矯正歯科では「できることはない。耳鼻科で相談して」と言われましたが、耳鼻科で改善できるとは思えずどうすればよいのかと日々不安に思っています。矯正歯科で顎を下げる再手術ができないかとお聞きしましたが、顎の関節が細いので今の位置からは変えられないとのことでした。
今はまだ呼吸はできていますが、これから顎が後戻りで後退したり開いてしまったりした時、また年齢を重ねた時に、さらに喉が塞がってしまうのではないかと不安です。何か改善できる方法はありますでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
下顎の移動に伴い、舌の位置も変化したようですね。現在息苦しさにお困りのようなので、やはり耳鼻咽喉科での診察が必要でしょう。鼻炎や鼻中隔湾曲症、上咽頭炎など、舌の位置以外に息苦しさの原因が見つかるかもしれません。その場合は耳鼻咽喉科で治療を受けられるはずです。
今後、加齢により息苦しさが悪化することを心配されていますが、年齢とともに舌の筋力が低下し、舌の位置が下方移動することが予想されるため、悪化する可能性は低いと推察します。
年齢 |
性別 |
相談日 |
50代
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女性
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2025年4月2日
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質問1
今年の1月に大学病院にて 左上親知らず抜歯術+左上7番目歯根端切除術をしました。症状としては左上に痛みがあった為受診したとろ水平埋伏智歯が7番目の根尖付近に埋伏している為に痛みが発生している可能性があるとの事でした。
術後2ケ月以上経ちますが 左上歯茎の奥の方の痛みが続き鎮痛剤も飲んでいるので再度受診して触診、CTを撮りました。触診で痛みの箇所は歯根切除した根元との事です。押すとかなり痛みがあります。CTでははっきりとした異常はみつからず しいて言えば歯根の切口が少し飛び出てるところがあるのと、鼻の空洞が少し腫れている(術前から腫れていたみたいですが)、抗生剤が3日分出ました。これで軽くならないなら抜歯しかないと言われました。抗生剤を飲み切ってもたいして症状は変わりませんでした。
自分で色々調べたら逆根管充填をされていないのが原因ではと思っています。左上内側の歯茎や左下の歯茎も痛くなり関連痛ではと言われました。鎮痛剤を飲み続けるのも心配ですし抜歯をするべきか悩んでいます。でもCTではっきりとした感染や膿みがあったわけでもないのに抜歯までする必要があるのか、何か他の方法はないのかと思い相談いたしました。何卒ご教示お願い致します。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
大学病院の口腔外科では歯根端切除の際、逆根管充填をされなかったようですね。歯根端切除術は外科的歯内療法といって根管治療(歯内療法)の一種ですが、口腔外科の先生は根管治療に慣れていないため、逆根管充填が行われなかったのかもしれません。
抜歯以外では、歯内療法を得意とする歯科医による逆根管充填を受ける、一度歯を抜いて逆根管充填し、元に戻す意図的再植術を受ける、このいずれかの治療法をお勧めします。